水曜日, 11月 2, 2011

具体的には、下北沢には北沢何丁目といった地域があるんですけど、その上に「シモキタ」という「イメージ」が被さって、「下北沢」という地域を形成しているんですね。このイメージの境界というのは非常にアバウトで、だから外から入ってきた人もコミットするし、中に住んでいる人もコミットしていく。こうした「イメージ」を元手にしてしか、人々は地域的なものへのコミットの仕方を見いだせないと思うんですね。

――イメージに対してコミットしていくということですね。

鈴木 観光なんかは特にそうだと思うんですよ。京都も湯布院もそうですけど、地域のイメージを作り上げることで具体的な地場産業を振興していくということが一般的になりつつある。その地域のイメージにコミットしていれば、別に僕は住んでいるとか地域住民であるとかいうのは関係ないと思うんです。
  ただし流動性期待を下げることが重要ですから、そこにいついてもらう人に、メンバーになってもらう必要がある。下北沢の場合はカタカナの「シモキタ」というイメージに寄せられてきた人がそこで家を建てて、子どもを育てたりしているわけですね。そういうタイプの地域の再生こそ、これから考えていくべき課題だと思います。
「第9回 コミュニティ再生のヒント――鈴木謙介インタビュー其の五」 日刊!ニュースな本棚|Excite エキサイト : ブックス(文学・書評・本のニュース)

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